2021年8月18日、少女漫画「ちゃおコミ」に掲載された『笑顔の世界』が怖すぎると話題になっています。
”閲覧注意”と言われると読みたくなるのが人間の性。
さっそく読んでみましたが、本当に「怖すぎる」の一言でした。
読まれた方の多くが疑問を持たれたと思うのですが、
ラストに登場したチー太って誰?
ということです。
今回はチー太が一体誰なのか私なりに考察してみましたので結果をご紹介させていただきます。
またSNSでの口コミも集めましたのであわせてご紹介します。
それではゆっくりご覧になってくださいね。
目次
笑顔の世界(ちゃおコミ)チー太は父親?衝撃のラストを考察!【ネタバレ有】
💫📱ちゃおコミ📱💫
ちゃおコミオリジナルホラー作品👻
「笑顔の世界」— ちゃお編集部 (@ciao_manga) August 18, 2021
考察した結果、チー太は飢田リカコちゃんの父親だと思われます。
その理由は2つ。
- 飢田家のベランダにいるから
- 結婚指輪をつけているから
しかし飢田リカコちゃんはなぜ父親を”ペット”と認識しているのか。
それでは少しずつ紐解いていきましょう。
生まれたときから父親はすでに”ペット”だった説
まずチー太がどのような状況であるか整理しましょう。
描写を見るに、
- ベランダのゴミ置き場に住んでいる
- お風呂に入っていない
- 洋服を着させてもらっていない
- ご飯をまともに食べていない
ということがわかります。
これを読者がどうとらえるか次第で変わると思いますが、恐らくほとんどに人は「家庭内でのいじめ」と考えるでしょう。
しかし不思議なことに飢田リカコちゃんはチー太を「いじめている」認識はないようです。
飢田リカコちゃんは同級生の非川さんがいじめられていることを担任の先生に報告する正義感がある子です。
それなのにチー太に対して「いじめている」という認識がないのは、生まれたときから父親はペットだと母親に刷り込まれているからだと推測できます。
少し話は変わりますが、小さい頃に両親からこんなことを言われたことありませんか?
「夜に口笛を吹くと蛇が出る」
「雷がなったらおへそを隠さないとダメ」
大人になった今では嘘だと判断できますが、小学生のころは信じ切っていた人もいるのではないでしょうか?
恐らく飢田リカコちゃんはその状態なのだと思います。
飢田リカコがチー太をいじめている認識がない理由
先ほどご紹介したとおり、飢田リカコちゃんにはチー太をいじめている認識がありません。
その理由は生まれた時から母親に刷り込まれていたから。
そしてもう1つ。
チー太が笑っているから
です。
ストーリーを振り返ると、飢田リカコちゃんは脳に電極を埋め込む手術のことを知らないようでした。
つまり、
いじめられている人がなぜ笑うのか知らなかった
のです。
電極はストレスを感知するたびに脳を刺激し、幸福物質を強制的に分泌させる
そのためチー太が笑ってご飯を食べている姿を見て飢田リカコちゃんは「喜んでいる」と勘違いしていたのでしょう。
実際すでに電極を埋め込む手術がされているチー太は笑いながらご飯を食べているので、チー太自身は「いじめられている」と脳が判断しているのに、飢田リカコちゃんはそれに気付いてないんですよね。
何とも悲しい光景でした。
【笑顔の世界】SNSでの口コミ
SNSでの口コミを集めてみました。
笑顔の世界、怖すぎた……。
— 兎月竜之介:小説のリクエスト受付中 (@usaginabe) August 20, 2021
今話題の笑顔の世界、読んだけどふつーに怖いしこれの掲載媒体がちゃおってことがもっと怖い
— 灰谷◇銀仁朗 (@Ginjiroofficial) August 20, 2021
チー太のこと改めて考えると、普通に『ペットして認識』されているってことはおそらく物心ついたときにはペットであったのだろうし、もっと言えば『他の家にも当たり前にペットがいる』という可能性まで広がるので、世界自体が狂っている気味の悪さに拍車がかかる
— 鈴 (@si_nyas) August 20, 2021
最後のチー太は父親かな?
14ページが濃厚過ぎる。— はちまめ🌈🕒箱推し (@scream8800) August 19, 2021
何されても笑顔の奴じゃいじめる側は満足しなそう がんばれチー太
— 松本笹人:|| (@ssmatsu_) August 19, 2021
読み手の想像や考え方次第で、物語の怖さがより一層深まる気味の悪いストーリーでしたね。
「笑顔の世界」は13ページの読み切りで続きはないそうです。
この数ページに込められた想いをぜひ聞いてみたいですよね。
手術で誤魔化す大人の都合と、他人をいじめて自分を守りたい子どもの弱さが表現されているようで、怖い反面悲しさもありました。
小学生向け漫画に載せるレベルじゃなかったですね(笑)